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睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査

いびき

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

夜間眠れないとか、良く寝たつもりなのに昼間眠くて仕方がないなどこのような睡眠に関する不満を持つ人はたくさんおられます。
同じような症状を持つ中で、中高年層の男性に多いと言われているのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。

喉 この病気は、上気道の閉塞が原因で睡眠中に激しいいびき音を発したり、10秒以上の呼吸停止が頻回に出現します。
それによって、日中のこらえきれない眠気や、頭痛や倦怠感といった症状が出現します。この状態が長く続くと高血圧などの循環器系の病気になることもあり死亡率が高くなるといわれています。また日中におこる強い眠気のために交通事故をはじめとする労災事故起こす確率も高くなります。

睡眠時無呼吸症候群の定義は、一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上おこるか、睡眠一時間あたりの無呼吸数が5回以上とされています。

SASの合併症 高血圧症が2倍
冠動脈疾患が3倍
脳血管障害が4倍の発症危険率があると言われています。
特に習慣性の強いイビキのある場合 心筋梗塞の発生が4倍
交通事故の発生率 一般ドライバーの7倍の発生率があると言われています。
有病率 人口の1~2%
症 状 習慣性の強いイビキ
日中の強い眠気

SASの検査

(1)  Epworth Sleepiness Scale(ESS)

自覚症状からSASの可能性を診断する方法です。
このスケールをご自分でつけていただき11点以上である方は、 SASの可能性が高いと考えられます。以下の精密検査を受けられることをお勧めします。

0点:決して眠くならない   1点:まれに眠くなるときがある
2点:時々眠くなる 3点:眠くなることが多い
  点数
1)座って読書をしているとき 0 1 2 3
2)テレビを見ているとき 0 1 2 3
3)人がたくさんいる場所で座って 何もしていないとき
  (会議 映画など)
0 1 2 3
4)車に乗せてもらっているとき (1時間ぐらい) 0 1 2 3
5)午後横になって休息しているとき 0 1 2 3
6)座って誰かと話しているとき 0 1 2 3
7)昼食後静かに座っているとき 0 1 2 3
8)運転中、渋滞や信号待ちで とまっているとき 0 1 2 3
(合計が11点以上だとSASの疑いが強い) 合計   点

(2) 携帯型睡眠ポリグラフ

ポリグラフ 携帯型の検査装置で、装着して自宅で睡眠をとっている間に、診断に必要な無呼吸回数・血中の酸素濃度・いびきの回数等を記録します。


(3) ポリソムノグラフィー(PSG)

ポリソムノグラフィー 携帯型睡眠ポリグラフで異常値が認められた場合は、治療方法の決定のために精密検査が必要となります。
検査には、2泊の入院が必要となります。一日目にポリソムノグラフィー(脳波・眼球運動・筋電図・気流測定・心電図・SPO2)を測定します。 これによりSASと確定診断が行われた場合には、2日目に最も一般的な治療法である持続的陽圧呼吸法(CPAP)の設定を行います。
翌日に器械はお持ち帰りいただけます。 (ご使用には月1回の外来通院が必要となります。)


治療法

減量や節酒といった注意事項のほかに、もっとも一般的に選択されているのが持続的陽圧呼吸法(CPAP)です。 
下記の図のように鼻マスクを利用して空気を送り込み圧力をかけ気道を閉じないようにして呼吸を助けます。

シーパップ

睡眠時無呼吸症候群の原因に対する根本的な治療ではありませんが、現在ではもっとも有効な治療法と考えられています。
適応には、厚生労働省の基準があり、携帯型睡眠ポリグラフでAHI(無呼吸指数)が40以上、ポリソムノグラフィー(PSG)でAHI(無呼吸指数)が20以上と決められています。

CPAPとは・・・

 CPAPとは持続陽圧呼吸療法で、睡眠時無呼吸症候群の治療 (特に閉塞型の治療)に第一に選択される呼吸療法です。

その他、マウスピースを作成する 耳鼻科的な気道形成術を行うなどの治療法があります。

CPAP

診断、治療の流れは以上のようになります。
ご質問等お問い合わせは、当院地域医療室までご連絡ください。


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