低身長児
両親も低いし、そのうち伸びるよね・・・と、ついつい放置されがちですが、時に生命に危機を及ぼす病気が隠れていることがあります。
脳腫瘍などの癌や慢性の心臓や肝臓、腎臓病などです。
また、甲状腺機能低下症などを放置しておくと、知能の発達に影響を及ぼします。
背が低いということは、本人にとって深刻なことであり、いじめや劣等感を抱く原因にもなります。
こどもさんの背が低いのではと思われましたら気軽にご相談ください。
診察時間
| 内分泌疾患相談(予約制) 医師 森田 利江 | ||||||
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| 火曜日 午後診 | ||||||
原因
病気でないもの
- 家族性
- おくて(未熟児で生まれてきた場合、いわゆるおくての子がいます)
- 心の問題(精神的、肉体的な虐待を受けることで伸びない場合があります)
ホルモンの過不足によるもの
- 成長ホルモン、甲状腺ホルモンなど
その他
- 骨疾患
- 心臓、肝臓、腎臓などの慢性疾患など
- 染色体の病気
診療の流れ
1)問診 2)成長曲線 3)成長評価
外来では、最初に、生まれたときの状況や、ご両親、兄弟の身長、過去にかかった病気、使用した薬など、ゆっくりお話をきかせていただきます。
必ずお子様の成長の記録を持参しましょう。(母子手帳、幼稚園や保育園の健康の記録、小中学校の定期健康診断の結果など)
持参された記録をもとに、成長曲線の作成をおこないます。
このグラフには5本の線が描かれています。中央が平均身長です。
その上下に±1.5SD、さらに±2.0SDの線があります。
現在の年齢と身長が交差する場所に点を記入してみます。
5本の曲線の一番下よりその点があるとき、客観的に背が低いと判断します。 (-2.0SD以下)こうして、順次、点を記入しこれを結び曲線を作成します。この曲線がだんだん横ばいになってきたときも伸びが悪いと判断します。
4)一般採血、尿検査 5)手根骨レントゲン撮影
貧血、栄養障害、腎臓、肝臓などの病気が隠れてないかを調べます。
手の単純レントゲン撮影をおこなうことで、骨の年齢がわかります。
年齢には暦年齢(実際の年齢)と骨年齢(生物学的年齢)があります。
成長ホルモンの不足があると、骨年齢は暦年齢よりも明らかに遅れます。
6)ホルモン分泌検査
成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンなどに関する検査です。
成長ホルモンに関する検査は1回の採血だけでは詳しく分かりません。
糖尿病のブドウ糖負荷検査のように時間おきに採血をする必要があります。30分おきに何回も採血するのは大変なので、点滴して管から採血するようにしています。
7)頭部CT、MRI検査
成長ホルモンの不足がある場合、脳腫瘍が隠れていることがあります。
生命に危機を及ぼす病気ですので、頭のCTかMRIを撮影します。



